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ドル円が145円突入で財務省が為替介入、今後はレンジ相場になる

Stock Exchange Board

本日、財務相が為替介入を実施しました。断固たる措置ということです。

政府・日銀は22日、1998年6月以来、約24年ぶりとなる円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った。財務省の神田真人財務官が表明した。財務官は「足元の為替市場では投機的な動きも背景に、急速で一方的な動きが見られている」と指摘し「こうした過度な変動を憂慮し、さきほど断固たる措置に踏み切ったところだ」と述べた。介入かとの問いに「そうだ」と認めた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA12A5H0S2A410C2000000/

そもそも、ドル円が急激に上昇しているのは、次の理由からです。

米連邦準備理事会(FRB)は21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利上げを続ける方針を示した。日銀は22日まで開いた金融政策決定会合で金融緩和の維持を決めた。今後も日米の金利差が開くとの観測から金利の高いドルを買う動きが強まり、円相場は一時、24年ぶりとなる1ドル=145円台をつけた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA12A5H0S2A410C2000000/

円買いの為替介入ということですから、円の売り物があったら、財務省が根こそぎ買っていって、円の売値を吊り上げるということです。

円を売っているのは全世界ですから、世界を相手に日本がどこまで円を買えるのかが問題になります。

為替介入により、レートを操作し続けることは無理があります。

為替介入は、相場をけん制するのと、相場の方向を変えるのが目的でしょう。

相場が猜疑心を持てば、円は簡単には売られなくなりますし、今まで売られていた円が買い戻される流れもあると思います。

為替介入が行われていくらドル円が下がったかと言えば、4円ほど一瞬で下がりました。

1回の為替介入をしてもその程度です。

為替介入の水準が145円だとすれば、そこまで戻ってこない限りは為替介入は無いでしょうから、ドル円が120円まで戻るかと言われたら、それは難しいのかもしれません。

今後は145円付近で円売りが鈍り、介入を恐れた円買いでのポジションクローズや、介入を狙った新規売りも入るでしょう。

そうなると、ドル円が145円を超えて青天井で上昇する可能性はかなり低くなったと言えます。

昔、イングランド銀行はポンド売りを仕掛けられて、ジョージ・ソロスに破綻させられました。

以前よりソロスは彼の部下スタンレー・ドラッケンミラー(Stanley Druckenmiller)(後に世界的に著名なヘッドファンドマネージャーとして知られるようになる)と共に、イギリスの経済力に比して通貨ポンドが政府により無理に高く固定されていると考えていた。イタリアによるリラ切り下げを契機として彼らは短期間に巨額のポンド売りを行った。これによりポンドは大きく下落した。イギリスはユーロ導入に向けポンドをERMのルールに基づき固定させる必要があったため、イギリス政府・財務省はポンドの下落に対し買い向かったが、資金が尽き、固定相場制を解きERMを脱退、ユーロ導入を断念した(ポンド危機)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B9

為替介入を無限に続けられるわけではないですから、日本も同じように円を売られて、破綻させられる可能性もあります。

効果は限定的との見方がある。金利差を背景に円安・ドル高になりやすい構造は変わらない。円買い・ドル売り介入は手持ちのドルを売る必要があり、外貨準備の範囲内でしか実施できない。大規模な介入を繰り返すのは難しい。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA12A5H0S2A410C2000000/

ファンダメンタルズ的には、円売りドル買いの傾向は変わりませんから、長期筋には下がれば買われて、短期筋には145円付近まで上がると売られる展開が続くことでしょう。

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